Jetson TK1 OSインストール
Jetson TK1にはデフォルトでUbuntuがフラッシュにインストールされていて、すぐ使えるようになります。 Jetson TK1のOSを更新したい場合、Ubuntu14.04のホストPCが必要なようです(Virtual Machineでも可)。
今回は、すでに持っていたVirtualboxのXUbuntu14.04でインストールしました。 全体でおよそ30分くらいかかるので、時間に余裕を持ってやったほうが良いです。
注意 : USBをつかうのでVirtualboxのExtension Packを入れておく必要があります
必要なものをダウンロード
NVIDIA Embedded Developer ZoneでJetPackをダウンロードします。
この時、NVIDIAのDeveloper memberに入らないと聞けません(無料, 2016/02/22時)。
よりubuntu[64-bit]
をダウンロード
ホストPCにJetPack L4Tをインストール
ダウンロードしたバージョンごとに${VERSION}を読み替えてください。
# 実行権限を与える chmod +x JetPack-${VERSION}.run # 実行 ./JetPack-${VERSION}.run
そうすると、インストールウィンドウがポップアップしてきます。 支持通りに進めていきます。
...
インストールパッケージを選択
最近のインストーラはJetson TX1とJetson TK1のものが混載されているのでJetson TK1を選択し、Standardを選びました。
(Jetson TK1を選択し、Fullでインストールしようとするとcuda7.0のインストールに失敗してしまい途中でインストールが止まってしまいました。Jetson TK1はCuda6.5までしか対応していないはずなのに???)
)
Jetson TK1にデータを転送
Jetson TK1を起動し、Ethernetケーブルを接続し、ifconfig
でJetson TK1のIPアドレスを調べます。
そしてホスト側のインストーラウィンドウにJetson TK1のIPアドレス、ユーザ名(ubnutu)、パスワード(ubuntu)を入力します。
転送が終了すると、ホストPCでターミナルがポップアップしてPlease put your device to Force USB Recovery Mode 以下略
と表示されます。
ホストPCとJetson TK1を付属のUSBケーブルで接続し、Jetson TK1のリカバリーボタンとリセットボタンを同時押し(2秒~)、その後リセットボタンを離した後に、リカバリーボタンを離すとリカバリーモードでJetsok TK1が起動します。
そうするとVirtualboxのUSBに“NVIDIA Corp. APX”が認識されます。 Virtualboxに接続した後に、先ほどポップアップしたターミナルにエンターを打ち込むとFlashへの書き込みが始まります。
しばらくするとJetson TK1が再起動し、ホストPCにもう一度IPアドレス、ユーザ名、パスワードを入力する画面が表示されます。 同じように打ち込むとサンプルのデータが転送されます。
しばらくするとJetson TK1でサンプルコードが実行されます。